会長あいさつ

日本の2050カーボンニュートラル(2020年10月に宣言)実現に向けて、「グリーン成長戦略(2020年12月)」、「エネルギー基本戦略(2021年10月)」、「GX実現に向けた基本方針(2023年2月)」等がそれぞれ閣議決定されました。「GXに向けた取組の成否が、企業・国家の競争力に直結する時代」とされ、さらにロシアのウクライナ侵攻を受け、エネルギー供給・価格が不安定になるなど、エネルギーの安定確保と脱炭素化は極めて大きな社会的課題となっています。

このような中、エネルギー分野で先駆的研究開発を行い高いポテンシャルを有する九州大学では、全学組織である「エネルギー研究教育機構」に200名を超える多様なエネルギー関連分野の研究者が参画しております。その研究・教育の成果を基に、総合知で脱炭素関連の産学連携を進める「九州脱炭素化研究会」を2023年4月に発足いたしました。

エネルギー分野における成長戦略をお持ちの企業様はもとより二酸化炭素排出量削減・カーボンニュートラルに取り組む企業の皆さまとともに、エネルギーの未来を切り拓くべく、イノベーションによる課題解決と人材育成、ひいては社会変革をグリーントランスフォーメーション分野で実現していきたいと考えています。